行政書士試験 勉強法

行政書士試験の勉強で「まとめノート」は作るべき?

行政書士試験の勉強では、いわゆる「まとめノート」のようなものは作るべきでしょうか?

中学生や高校生の時は、中間試験や期末試験対策でノートを作っていたクラスメイトもいたかもしれません。

それと同じく、行政書士試験の勉強でもノートを作った方がいいのでしょうか?

個人的には、行政書士試験の勉強では「まとめノート」を作る必要はないと考えます。

もっと正確に言えば、「よほど時間に余裕がない限り、ノートは作るべきではない」と考えます。
ノートを作るのではなく、普段の受験勉強で使用しているテキストや参考書などをベースにして、それに重要ポイントや追加情報などをどんどん書き込んでいくことが重要です。
いわゆる「情報の一元化」をした方が、ノートを作るよりもはるかに効率がよく、限られた勉強時間をより有効に活用することができるはずです。

もちろん、勉強時間にかなりの余裕があって、本試験の直前期に総復習をするなどの目的で作成する分には、普段から「まとめノート」を作っておくのも一つの手かもしれません。

ただ、多くの受験生が仕事をしながら受験勉強をしていたり、子育てをしながらスキマ時間で勉強に取り組んでいたりしますので、時間に余裕のある受験生は少ないはずです。
また、仮にノートを作るとして、中には色ペンや蛍光ペン、イラストなどを駆使した「見栄えのよいノート」を作る受験生もいますが、ノートの作成にそこまで時間をかけるのであれば、過去問を1問でも多く解いたり大事な知識のインプットの時間に充当したりした方が、点数の底上げにつながるのではないかと思います。

要は、「まとめノート」を作るのが「目的」になってしまい、そこに多くの時間をかけてしまうのはあまり効率がよいとは言えないということです。
どうしても自分で「まとめノート」を作っておき、本試験の直前期に効率よく見直しをしたいというのであれば、例えば民法の法定地上権の部分のみノートにまとめておくなど、自分の苦手分野でなかなか理解できないようなテーマに絞って作成する程度にとどめておくべきです。

今はデジタル化がますます進んでいく時代です。きれいなノートを作るのに多くの時間をかけるくらいなら、例えば普段使用しているテキストの一部をスマートフォンで写真を撮っておき、通勤の際に電車内で見て覚えるようにする方が効率がよいと思います。また、タブレットにタッチペンなどで書き込んでデータを作成し、それを仕事のスキマ時間などで確認して勉強するというやり方も有効な手段の一つだと思います。

とにかく時間は有限です。行政書士試験の勉強に費やすことのできる時間はかなり限られてくるはずです。そんな中、勉強ができる時間を何とか確保し、いかに効率よく勉強をして合格を勝ち取るかが重要なのです。とてもきれいで分厚い「まとめノート」を作るよりも、やはり普段使用しているテキストや参考書などに情報を一元化することをおすすめします。重要ポイントや模擬試験で得た最新情報などをどんどん追記していったテキストや参考書などは、自分自身にとって大変貴重な唯一無二のテキスト・参考書になること間違いなしです。

  • この記事を書いた人

カオル☆

当ブログを運営する「カオル☆」と申します! 法律家になることが夢で、司法試験に挑戦していましたが、断念しました。 一念発起して行政書士試験にチャレンジした結果、無事に行政書士試験に合格することができました。 現在は、行政書士事務所にて日々実務をこなしています。

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