行政書士試験

行政書士試験で少しでもケアレスミスをなくすための2つの方法とは?

行政書士試験で少しでもケアレスミスをなくすための方法。
あくまでも「少しでも」なくすための方法として、2つ示したいと思います。

行政書士試験で少しでもケアレスミスをなくすための方法の一つ目は、「正確に暗記すること」です。
普段の勉強の中で当たり前のことかもしれませんが、正確な暗記こそ、少しでもケアレスミスをなくすためにはかなり効果的な方法だと考えます。

まず、大前提として、人である以上ケアレスミスをゼロにすることはほぼ不可能だと思います。
行政書士試験の勉強だけでなく、司法試験や司法書士試験の勉強でもケアレスミスは付き物です。
また、プロスポーツ選手も試合中にミスをすることはよくありますよね。
どんなに毎日一生懸命勉強し続けていても、どんなに素晴らしいプロスポーツ選手だとしても、一切ミスをしないようにすることを徹底して追い求めるのは得策ではありません。

そこで、ちょっとだけ視点を変えてみましょう。
一切ミスをしないようにするのではなく、「少しでもミスをしないようにする」ことを追求するべきです。
つまり、ミスの量を少しでも減らしていくようにすることが大事ということですね。例えば、行政書士試験の模擬試験で、毎回必ず5問くらいケアレスミスをしてしまうようであれば、ケアレスミスをしてしまう問題数を多くても1〜2問程度にまで何とか減らすようにするようにしたいところです。

そのためには、やはり「正確に暗記すること」が重要です。ただ単に暗記するのではなく、「正確に」暗記するのです。
この「正確に」というのは、「何となく理解できた」とか「うろ覚え」とかではなく、「人に説明できるくらいまできちんと理解し、自信を持って自分のものにした」ということです。正確に暗記することで、各問題の選択肢の正誤を自信を持って判断することができるようになりますので、自ずとケアレスミスが減るはずです。

心に余裕を持たせることは、ケアレスミスの減少につながります。正確に暗記することで自信を持つことができるようになり、心に余裕が生まれると、正確な判断ができてケアレスミスを少しでも減らすことができるようになるでしょう。

行政書士試験で少しでもケアレスミスをなくすための方法の二つ目は、「問題文と選択肢に印をつけるようにすること」です。

行政書士試験の問題の多くが選択式の問題です。そして、問題文と選択肢の文章の中には、必ずと言っていいほど解答を導くための「キーワード」があります。このキーワードに印をつけながら問題を解いていくことで、当該問題では何を聞かれていて、どんな解答を導けばよいかが分かりやすくなってきます。

例えば、選択肢の文章の語尾で「~するよう努めなければならない。」となっていることがあります。
この選択肢は「努力義務」なのか、それとも「義務」なのかが問題になってくるのですが、文章の中の「努めなければ」だけでも印を付けておけば、この選択肢は努力義務の文章であることが一目瞭然だと思います。これだけでも、少しでもケアレスミスを防ぐことができそうですよね。

また、問題文と選択肢の文章の中の「キーワード」だけでなく、他にも印を付けておきたいところがあります。
それは、「正しいものを選びなさい」「間違っているものを選びなさい」「ふさわしいものはどれか」「ふさわしくないものはどれか」などの文言です。

この文言にまつわるケアレスミスは、それこそ小学生の頃からありませんでしたか?
せっかくしっかり覚えていたにも関わらず、間違っているものを選ばなければならないのに合っているものを選んでしまった、なんてことはよくある話ですよね。

「この問題文では何が聞かれているか」を正確に把握するべく、ケアレスミスが誘発されやすい「正しいものを選ぶのか、それとも間違ったものを選ぶのか」の判断のために、この部分にきちんと印をつけておくことをおすすめします。

ちなみに、印はシャープペンシルなどで簡単に丸を付けておく程度で構いません。それだけでも、何もしないで問題文を読むときよりもケアレスミスをしにくくなるでしょう。

当然ですが、行政書士試験の受験生で、ケアレスミスをしたくてわざとミスをする人はまずいません。
どんなに気をつけていても、人は必ず大なり小なりミスをするものです。
このことを念頭に置いて、「少しでもケアレスミスを減らすためにはどうすればいいか」を意識するようにしましょう。
その際、「正確に暗記すること」と「問題文と選択肢に印をつけるようにすること」の2点は効果的だと考えます。ぜひとも実践してみてください。

  • この記事を書いた人

カオル☆

当ブログを運営する「カオル☆」と申します! 法律家になることが夢で、司法試験に挑戦していましたが、断念しました。 一念発起して行政書士試験にチャレンジした結果、無事に行政書士試験に合格することができました。 現在は、行政書士事務所にて日々実務をこなしています。

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